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女子大生の読書ブログ

編集大学生に参加して思ったこと

アセナビの編集長が司会、プレスラボのインターン生が運営、ノオト所属の記者・編集者の朽木誠一郎さんが登壇者の「編集大学生vol.2」というイベントに参加しました。

 

ちなみにこのブログでは、朽木さんがお話してくださった内容には言及しません。なぜなら私は参加費1,500円を払ってお話を聞いたから。

 

ツイッターでイベントの実況をするのもいいけれど、それで得られるのって「いいね♡」だけですよね。

実況して喜んでくれるのって、参加すらしない「意識だけは高い人」だけ。そんな人からの「いいね♡」要らなくない?

 

 

なので、参加費1,500円にさらなる付加価値を乗せるために、朽木さんの貴重なお話の内容はここでは語りません。(この記事の読者は、イベント参加者を想起しております。)

 

私が今回このブログを書く理由は、参加費1,500円を無駄にしたくないからです。

 

朽木さんのお話でもあったように、アウトプットが大事なので、思ったことを文章にすることにしました。

 

では、登壇者の話の内容以外に何を書くのか。

イベントでは「ライターと編集者の違い」の話が出ていましたが、そこをさらに掘り下げて記者、ライター、コラムニストの定義を書いていきます。

そして、その定義を踏まえた上で、これからWEBでライターや、編集を始めようと思っている人へのエール、自称ライター/編集者への警告を書きます。

 

まずは記者、ライター、コラムニストの定義について。

 

記者:「新聞記者」という言葉があるように、「トルコの首都アンカラで●月●日、〜があった。トルコ政府によると〜」という事実のみを書く。文章には要点を先に書き、詳細な説明を後に書く特徴がある。極力執筆者の個性は出さない。

 

ライター:インタビューや取材が多い。人の話したことを記事に落とし込むみ、自分の姿を消す。ライターと記者は似ている。

 

コラムニスト:自分の意見を何かの事象に合わせて書く人のこと。多くのコラムニストは、はジャンルに特化している。(例:恋愛コラムニスト)

 

 

以上の定義から、自分がどんな文章を書きたいかをもう一度考えてみることが大切になります。

記事を書いて誰かに認められたい人は、「ライター」を目指すよりも「コラムニスト」を目指す方が良いでしょう。或いは、媒体や読者に制限されることなく自由に書きたい人はブログを利用するといいかも。 

 

そして物書きを職業にしたい人は、最終的に「何でも書ける人」を目指していく。一番大切なのは、物書きを職業として食いっぱぐれないことだからです。

 

おこがましいですが、私からは、「自分が記者、ライター、コラムニストのどれに合うのかは沢山書いてみないと分からないから、まずは誰かに書いた記事を修正してもらえる場所で沢山書いていこうね」というアドヴァイスをしておきます。

 

私は(もちろん前提として個人ブログを書いていて)恋愛コラムを読み漁っていた時、これなら私も書けるかもと思い、女性WEBメディアでアルバイトに応募しました。

 

採用はされたのですが、「読者が読みたいものじゃない」と何度もコラムを書いてはダメ出しをされ、編集長が校正した記事を修正する編集作業をしながら、仕事を覚えていき、初めてWEBに自分のコラムが掲載されたのは、アルバイトを始めて4ヶ月ぐらいの頃でした。

 

自分には才能が無いのかもとか、この記事の何が悪いんだろうとか、色々思うところはあったけれども、何よりもその媒体や書くことが好きという気持ちと、負けず嫌いの性格のおかげで、だんだん企画や記事が通るようになっていきました。

 

これは2年前の話で、そのサイトも当時は量よりも「記事の質」を重視していたので、今の私がいます。

 

ただ私は、今回自分の苦労話をして、偉いぞアピールをするつもりはありません。

 

伝えたいことは、イベントに参加するぐらい意識の高い人は、「編集大学生」と名乗る者としての誇りを持つべきなのではないか、というものです。

 

私がライターを目指した当時よりもWEBメディアが乱立している今は、何でも良いから記事を公開するサイトが増えてきています。

 

そこで思うことが色々あるわけです。例えば、記事は質より量、バズればいいとか、ライターのタレント化とか。

 

 WEBライターの職業が良くも悪くも目立つようになってきた現在、ライターになりたい人が増えているのは良いことなのだろうけど、ブログもやってない、読んでる記事も少ない、読んでる媒体の数も少ない人が、果たして他の人に認められるライターになれるのでしょうか。

 

ここでは私が女性アイドルが好きなので、アイドルで例えてみようと思います。

 

「アイドル戦国時代」と言われ、多くのアイドルやアイドルグループが生まれました。

 

アイドルになりたい人が増え、なれる人が増えています。ですが、歌がやりたいわけでなく、踊りがやりたいわけでもない、ただ「アイドル」になってちやほやされたい人が、アイドルを名乗っています。

 

では、その中でアイドルの仕事だけで食べていける人がどのくらいいるのでしょうか。

 

自称でも「アイドル」を名乗れば、ちやほやされたり、ファンも少しはつくでしょう。ですがその人は日本の社会から見ると、アイドルではなく、「フリーター」です。

この話は、アイドルとライターを差し替えてもかわりませんよね。

 

 

ライターの中には、ちやほやされることで満足する人、有名になれればそれで良い人がいるかもしれません。或いは、大事なのは記事を書くことじゃなくてお金を稼ぐことかもしれません。

 

ただ、せっかく「編集大学生」のイベントに参加するほど意識が高いんだから、もう少し一生懸命文章を書いていったほうが良いんじゃないのかな…と思ったのでした。

 

この記事を読んで、これからライターを目指す人で相談があれば、私で良ければお話聞きます。

また、現在ライターとして活躍している人で熱く語りたい人がいれば、是非とも語り合いましょう。

 

私はイベントに参加し、ブログを書くことで、ライターを名乗るためには、写真も撮れるようにならなくちゃなと思い、一眼レフカメラを購入しました。

また、早くて質の良い記事を書けるように、今までの記事の構成の仕方を見直そうと思いました。

 

「編集大学生」のイベントに参加して、あなたは何をアウトプットしましたか?