読む本のリスト
ありがたいことにブログを読んでくださる人がいるみたいなので、最近興味のある本や、大学の授業関連の本のリストを、一言添えて置いておこうと思う。
相当の財産をもっている独身の男なら、きっと奥さんをほしがっているにちがいないということは、世界のどこへ行っても通る真理である。
十九世紀の作品にありがちな世の中の真理から始まる書き出しに惹き込まれて、ゼミの課題図書にした。予定では、『高慢と偏見』における結婚観などを考察できるようにしていきたい。
悩むのは、訳者によって解釈が微妙に違うので、どれを手にすればいいのかというものだ。
- 作者: ジェイン・オースティン,阿部知二
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/02/04
- メディア: 文庫
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BBCで放映されていたドラマ『PRIDE AND PREJUDICE(高慢と偏見)』のDVDを借りることが出来たので、まずは映像から入ってみようかなと思っている。
予定では、ゴールデンウイーク中に一気に観る! なんせ6時間ものなのだ・・・。
結婚観を比較する際に参考にしたい。現代やイギリス(高慢とry)やらと比較して、どちらが良いのか、ということはないが。
日本の死生観についての参考に。
神道的風土のなかで魂優位の感覚「霊肉二元」と、心と体は切っても切り離せないものとする感覚の「心身一元」の二つの考え方を持つ日本人は、臓器移植などの医療技術と対立しやすく、生きづらいものだ。
その他にも、生きづらさを感じていたり、世界観を変えたい人が読むべき一冊。
・『風呂と日本人』筒井功
あまり考えつかないものの「組み合わせ」で新しい世界や、新しい視点が見えてくるものである。
まあ、風呂と日本人は切っても切れない組み合わせかもしれないが・・・。最近シャワーで済ませる人が多いよね。お風呂って大事なのよ、ということを思い出させてくれるかもしれない。
ちなみに棺桶というのは、古くは「風呂桶」の形であった。つまり、死人を横に眠らせず、丸く屈ませた状態で土葬や火葬をしていたのだ。そこからも風呂と日本人の深いつながりを感じることができるであろう。
ちなみに今はフランス文学と愛 (講談社現代新書)を読んでいるところだ。
重要なのは、フランス語が「愛」の観念と特別な絆で結ばれているものとみなされ、「アムール」(amour)(≒愛)について特別な表現力を持つかのように考えられていたということなのだ。
第四章:結婚と愛、第五章:親子の愛を、卒論のテーマを視野に入れて読んでいる。
結婚観、ジェンダー、女性の描かれ方、親子(父と娘、母と娘)あたりがテーマになることだろう。
追記:『高慢と偏見』は、『天使のはしご』として- 宝塚歌劇団星組によりミュージカル化(2012年)しているとのこと。選んで良かった!!!!