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女子大生の読書ブログ

セックス嫌いな若者たちを読了して

 

セックス嫌いな若者たち (メディアファクトリー新書)

セックス嫌いな若者たち (メディアファクトリー新書)

 

人並み以上に性欲はあるのに、フラレて傷つくのが怖くて、自分からは女性に言い寄れない。そして、自分から女性に言い寄らない口実として、自分で勝手に「女性と付き合う」ことのハードルを上げているように見えます。セックスに持ち込む以前の段階で、白旗を揚げているのです。

 

一見、自信がないからこのような行動を取っているようにも見えますが、実はプライドが高いため、という見方もできます。プライドが高すぎるために、そのプライドをへし折られる可能性のあることを、極度に警戒しているのです。

 日本の若い男性は「草食系男子」という都合の良い言葉に踊らされていていいのでしょうか。

 

 

井川遥似の22歳の女性と著者の面白い対談も載っていました。

「私たちが合コンするとき、相手は30代以上の男子に限定しているの。40代でもOK。先生、なぜだかわかる?」

「お金を持っているから?」

「ブー!だって同世代の男だと、お持ち帰りどころか、2次会さえなかったりするから。飲んでおしゃべりするだけで、メアドも聞かずに、終電でそそくさと帰っていくの。信じられる?あの子たち、合コンに何しに来ているのかな」

 

また、現在婚活中という33歳の女性がこんなふうに著者に嘆いていました。

「先日、婚活クルージングに参加したとき、ある男性と結構いい雰囲気になったんです。同じアーティストが好きだったので、話がすごく弾んで。でも、東京湾を一周して戻ってくると、『ああ、今日は楽しかった。ありがとう。バイバイ』だって。あの人、女性より2000円も多く参加費を払って、結局何がしたかったのかな」

念のため、彼女たちの名誉のために申し添えておくと、ルックスは二人とも平均よりかなり上。少なくとも、見た目だけで男性に嫌われただけではなさそうですが・・・・。

 

加齢臭、将来の家族計画・・・年の差恋愛でありがちな5つのお悩み|東京独女スタイル

「年の差恋愛」が流行る最近の日本。「倍以上男子」なんて言葉も生まれました。倍以上男子の由来は、女性とその年齢の倍以上の年齢の男性のカップルがアツいから。

また、「枯れ専」など今までは見向きもされていなかった男性が若い女性にチヤホヤされてまんざらでもない昭和の男が増えています。

 

さらに、これからは性行為もグローバル化すると言われています。日本の女性はとにかく外国人にモテるんです。私は短期留学に行って、黒髪のアジアンビューティーの見た目のほうがモテると知り、黒髪に戻す女子大生を何人も見てきました。

 

日本の若い男性が日本の若い女性と性行為出来なくなる時代はすぐそこまできています。いや、もう始まっていると断言してもいいのかもしれません。

 

解決策として挙げられるのは、たとえ一人の女の子に振られても、すぐ違う女の子にアタックするなど数を打っていくことなのでしょうか。今のところ日本の若い女性は、相手の条件を同年代や国籍問わずにすれば、何をしなくてもモテます。

若い男性のみなさん、アニメやマンガの世界のように、可愛い女の子から声をかけてくれるなんてことは現実にはありえないのです。

 

「日本の若い男だって外国人女性にならイケる!」との声も聞こえてきそうですが、自分から恋愛やセックスしたいとアピールしない男性を魅力に思う女性は世界のどこにいるのでしょうか。