3冊の感想
卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─ (新潮文庫)
読み終わった。勧められて今更読んだのですが、結構話題になっていたらしい。
簡単に説明すると、メンヘラのためのバイブル本です。
本の裏面に記載してある、彼女は特別な女の子ではありません。もしかしたら自分だったかもしれない「もう一人のあなた」です。
の一文がとても心に残りました。
確かに、献血をするのは、自分が生きていることを実感するのに有効であり、私もたまに献血には貢献しています。血を見るのが好きになるかも。自分で思っていたより、自分の血は赤黒いものなのですよ。ご飯たべていないっていうと、ドーナツもらえるし。この季節はココアが飲みたくなるし。少しは人の役に立つように生きているかもって思えるし。あなたも、必要とされているのではないですか?
読んでいます。Amazonで購入したら、ところどころ昔の本の所持者のお気に入りの文に鉛筆の線がついていました。
抜粋した一部:
私は慣らされる人間ではなく、創造する人間になりたい。
人間の存在価値は完全であることにあるのではなく、不完全でありその不完全さを克服しようとするところにあるのだ。
恋愛によってすべてが解決すると思ったら大まちがいだぞ
私は誰かのために生きているわけではない。私自身のためにである。
『独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。』
ここから本が始まりますが、同じ二十歳とは思えない文才に嫉妬してしまいます。自分は独りといいつつも、自分をしっかり持っていて、彼女の一文、一文が私を強くしてくれた気がします。
共感した点は、彼女は眼鏡をつけることによって仮面をかぶっていると述べていた部分です。
『私の目をガラスで防衛しているということ。相手はガラスを通してしか私のオメメを見られない。真実の私は、メガネをとったところにある』
他人は、私をガラスを通してみる。私はガラスを通して現実をみる。そのガラスを取りさったとき、一体どんな世界があるのか。
私もコンタクトを付けていて、外して世界をみてみたいと思うのですが、気付いたら外すと近距離でしか判別出来なくなるまで視力が落ちていました。きれいなイルミネーションも私には、コンタクトやメガネなしでは、ただのぼやっとした光の集まりでしかないのです。
学校でかりました。統計学、ビックデータが流行しているから勉強を始める人が多いが、統計をとるだけで終わってしまう人、統計結果を無駄に使っている企業が多いと著者は批判していました。
友人に尋ねたところ、統計学の授業をとっている大学生は多いが、多くは数学によって単位を落としているとのこと。
つまるところ数学やpcが使用出来ないと話にならないのですね。
心理学も統計学と密接につながっているので読むことにしたのです。
今年の上半期に電車の広告で結構拝見してました。
冬休みは、浅草寺に初もうでに行くことと、永遠の0を観る約束しました。あとはぼちぼちデートするのかな。デートしたいな。でも家から出たくないな。