プルーンプラム

女子大生の読書ブログ

朝井リョウさん大好き

BOOK PARTYのテーマの一つにあった「人生について考えさせられる本」で私は朝井リョウ氏の「何者」を勧めてみた。就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす直木賞受賞作品。

 

自分にも俯瞰して他人を見下している部分が多々あるので、文章の一つ一つが心に突き刺さった。

Twitterを使用した作品であり、若者には共感しやすい。確かに140字で語る言葉では自分を全て表現することなんてできっこない。ただ、その140字から、少しでも自分を知ってもらいたいから、つぶやいているのかもしれない。

 

知り合いの方に読了したと伝えたところ、

「結局みんな同じように何かしらの手段で自分が何者であるかを社会に示して評価を求めてるってことなんだよね」とのこと。鋭い指摘です。

 

教授はこの作品について「素直に生きるのが大事」とおっしゃっていた。ベーシックであるが、非常に大事な教訓だ。


少しは素直に生きるので
私のこと覚えていてほしいです。私が存在し、こうしてあなたのとなりにいたこと。





「桐島、部活やめるってよ」「チア男子!」「少女は卒業しない」も読ませまていただきました。朝井リョウさんの作品は一つの青春を謳歌した気持ちにさせてくれます。甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれる。

東京・池袋で開催されたサイン会ではお会い出来て嬉しかったです。
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新刊発売おめでとうございます。